まず初めにこれは私の考えです。人それぞれに適した形があると思います。ただ、私は資産形成をする上でベストだと考えています。
まずは貯金からです。
貯金
まずはこちらのグラフをみてください。
出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査<単身者世帯>(令和2年)」
この貯蓄額からもわかるように日本は貧富の差が大きく中間層が少なくなっています。ただ、200万円というのは決して無理のない金額だと私は思っています。
新卒で入社してから8年で200万円ということは一年に25万円。月に約2万円と少しでいいのです。これくらいなら新入社員の給与ですら可能な金額です。
高給取りじゃないと無理なんてことはないのです。平均年収の人でさえ達成できます。
達成できないのは、貯蓄の習慣がないからです。
私のお勧めは先取り貯金。給与が振り込まれらすぐに貯蓄用の口座に移すという方法です。おすすめの銀行はこちらに書いてありますので、貯蓄をしたい!と思っている方は読んでください。
新入社員におすすめの銀行を紹介!メガバンク?住信SBIネット銀行?楽天銀行?それとも…??
ここまでが貯金についてです。
貯金額は生活防衛資金分は必要です。これも人それぞれなのですが6ヶ月〜1年分。多い人は2〜3年分。このくらいの貯金は必要となります。
そして、この生活防衛資金が貯まってから投資をするべきというのが一般的です。
ですが、私は投資は貯金と並行して行っていくなのが良いと思っています。その理由をこれから説明していきます。
投資(積立NISA)
私が勧める理由は大きく分けると、「経験」と「時間」です。
一つずついきましょう。
経験
私は積立NISAをいきなり40万円満額しなくてもいいと思っています。というのも、やはり生活防衛資金を貯める方が先だからです。そこで、なぜ並行して行うのかというと、それは日々の資産の変動に慣れるためです。
預金口座の数字は日々変わることはありませんが投資の評価額は毎日変動します。例えばですが、5000円の10%は500円ですが20万円の10%は20,000円です。もっと大きくなると100万円の場合、10万円です。この金額が増えていたり減っているのは自分自身のメンタルに大きく影響を与えると思います。
最初は、資産形成というより今後のための勉強と思って始めるのがいいと思います。生活防衛資金が貯った頃には少しは慣れていると思います。
時間
2つ目は、時間を味方につけることができるからです。
というのも、投資には複利という強力な力が働きます。
いくつか例を挙げてみます。年利は7%とします。まずは、月に1万円を積み立てたとします。その結果はこちら。
30年後の元本は360万円。そして運用益が860万円。よって、金額は1,200万円です。これを40年とすると約2,500万円。50年では約5,000万円です。
続いては、月に2万円積み立てたとします。
30年後の元本は720万円。そして運用益が約1,720万円。よって、金額は約2,400万円です。これを40年とすると約5,000万円。50年では約1億円です。
では、積立NISAの満額より少し少ない3万円の場合はどうでしょう。
30年後の元本は1,080万円。そして運用益が約2,600万円。よって、金額は3,600万円です。これを40年とすると約7,500万円。50年では約1億5,000万円です。
3つのパターンを挙げてみましたが、複利の威力を実感していただけたのではないかと思います。(※20年後以降の運用益は課税対象となります)
複利は時間によって強化されます。その時間を味方につけることができるのが早くに投資を始める利点だと思っています。
まとめ
今回の結論は、「貯金をしながら少額を積立NISAで運用して価格変動になれる」です。これによって経験を得られ、時間も味方につけることができます。
皆さんも月に数千円でも良いのでぜひ積立てみてください。
ここまで読んでくださりありがとうございました。では!!